【第1回】なぜ「ライター」を始めたのか?~他とは違う視点から表現する~

マイストーリー

「きっかけストーリー」シリーズ、第1回は「ライター」です。こんな感じで文章を書いている私ですが、実は元々ライターもやっております。
 
【第0回】はこちら

どこでライターやってるの?

箱庭」という女子クリエイター向けのWebマガジンで書いています。ペンネームは「おつゆ」。あだ名が「まつゆか」なんですが、「まつばゆか」→「まつゆか」→「つゆ」→「おつゆ」と派生しました。
http://www.haconiwa-mag.com/?x=0&y=0&s=otsuyu

「物書き」と言う意味で括るなら、2016年から参加しているアートプロジェクト「Relight Project」でも文章を書いています。
RelightProject個人ページ
NETTAM記事
 

やる理由

私がこれをやっている理由は2つです。

①新たな経験に出会える
②違った視点で物事に向き合うキッカケを与えたい
 

キッカケ

今はクローズしてしまったのですが、2年前の2015年夏、編集者・ライターのためのオンラインサロン「編集女子が”私らしく生きるため”のライティング作戦会議」というものに入っていました。
 
元々「文章を書く」ことが大好きだった私は、中高生の頃から小説やらブログやらを書き綴っていました。他の人よりは文章の書き方にこだわりがあるだろうと思っていた私が、ライティングに興味を持つのは至極当然のことでした。

その目的は、記録と表現。
 
たまたまFacebookで見つけたオンラインサロンに入るために、迷った時間は1秒もありませんでした。「ライター」というものにほんのり憧れていたのです。自分の書いた文章が世の中に広く広がるってどんなものなんだろうって。
 

転機

オンラインサロンに入ってすぐ、「編集女子が”私らしく生きるため”の作戦会議 総集編」というオフラインでのイベントがありました。
 
そこにゲストとして登壇されていたのが、箱庭編集部の仲島さんでした。
その方が、イベントの最後にライター(箱庭的に言うと箱庭キュレーター)を募集していたのです。
 
ちなみに、私はその日まで「箱庭」というものを知りませんでしたが、
直感的に「面白そう」と思いました。クリエイティブは大好物です。

余談ですが、この日が私の初テレビ出演。主催者の伊佐知美さんがU-29という番組で密着取材をされていた時だったので、このイベントにも撮影が回っていたのです。インタビュー含め、10秒以上もテレビに映ったのは初めてでなんだかソワソワしてました。笑
 

決断

名刺交換はさせていただいていたので、そのままメールを送り、箱庭キュレーターになりたいと宣言しました。メールを送ったのも確か当日か翌日くらいの早い段階でした。
 
しかし、まったく返信がない・・・!
今回はご縁が無かったのだと諦めていた1ヶ月後、ひょいとメールボックスに届きました。
  
  
キター(゜∀゜)-!!

どうやらまずは記事を書いて、審査があるようです。
 
早速当時ハマッていたAdobeCaptureというアプリを紹介する記事を書いてみました。そのまま採用。そんな簡単に採用されると思っていませんでしたが、ありがたくチャンスをいただきました。
 

ちなみにその次の記事は、いきなり取材でした。もちろん一人でカメラマン、ヒアリング、ライティング、すべてやります。大変だけれども、この取材というものが何よりも楽しいものでした。この写真は大宮の「おふろカフェ」を取材した時のもの。

自分の好きな場所を他の人にも知ってもらう。そのためにその場所へ赴き、その場所を作った人から話しを聴く。

作った人の話しを聴くって、そうそうないことだと思うんです。めちゃくちゃ美味しい体験ですよ。話しを聴くと、その場所がより一層好きになりますし、だからこそ他の人にも伝えたい!と筆がするする動くんです。
 

過去

もちろんライターになるまで記事というものは書いたことはありません。ですが、書けるという自信はありました。その自信は、今まで書いた文章量から来るものだったと思います。きっと人一倍書いていると思っていました。それだけ、綴るという行為を愛していました。

綴るということの原点は、高校の頃に読んだ「西尾維新」の「戯言シリーズ」にあります。ラノベです。たくさん人が死んじゃうお話です。1巻のタイトルが「クビキリサイクル」ですからね、「首切り」かよ…と思いましたけれども、友人の薦めで読んでみると、これが面白いのなんの。

何がいいって、言葉の使い方がいいんです。バリエーションに富んでいて、こんなにも同じものを表現する方法がたくさんあるのかと、衝撃を受けたのを覚えています。それから、私は小説を書き始めました。A460枚くらいの短編小説は書ききった記憶があります。
 

苦難

ライターを始めてみたはいいものの、1年ほど経つとネタも中々出しづらくなってきました。私は「何かを習慣的に読む・見る」というのが苦手らしく、Feedlyなどのアプリを入れてものづくり・デザイン系の媒体を登録してみたはいいものの、結局見なくなるという。
まぁ、そもそも既に別媒体で取材されたやつを狙うのは遅いんですけどね。
  
かつ、自分の興味が動くものしか書こうという気がしないという、ワガママライターです。きっと、熱が込めるために必要な要素なのだと思います。
 
その中でも自分が得意な分野が見つかりました。それが「体験」です。ワークショップを通した実体験をレポートすることが何よりも楽しく、何よりも得意だったのです。
 

良かったこと

ライターを始めて、よかったことと言えば・・・もはや良かったコト尽くしです。
 

①発信の影響力を実感できる

まず最初の記事が出た瞬間。今まで100人1000人以上の人の目に入るものを発信するという経験はありませんでした。それが数字で分かるというのは、ものすごい達成感です。
 
TwitterやFacebookでのシェアなどで、コメントを書いてくれる人などを見るとニヤついてしまうのが常です。笑
やはり、私の発信で誰かの興味関心が動き、体が動くということを実感できるのが、何よりも嬉しいことでした。
 

②自分自身で体験できる

 
更には取材として、自分も「体験」できてしまうのが美味しいところ。もちろん自費で払うことがほとんどです。そうすると報酬とトントン、もはや報酬よりも高いときだってあります。それでも、やりたい、というのが原動力でした。
  

③縁が生まれる

特に取材をすると、その担当の方とのコミュニケーションが必要になります。そこから仲良くなった方もちらほら。後日お会いした方もいらっしゃいますし、交友が続いている方も多いのです。
 
自分の、他人の、あまり知らない世界に飛び込んで取材し、それを表現するからこそ、日常ではでき得ないあらゆる面白体験が多いんです。

andMadeというお店で服を作るワークショップの取材をした時は、店員さんととても仲良くしていただきました!写真を撮るのもキャッキャしてしまい、仕事を忘れそうに…ゲフンゲフン。
  

こだわり

「私が取材するからこそ」の何かを生み出したい、そんな想いが強いのです。そして、それを「私から広めたい」と思っています。
 
だからこそ、コアな部分にこだわっています。
 
何故始めたのか?
何にこだわっているのか?
ユーザにどんな変化があるのか?
どんな想いで企画しているのか?
何故ユーザは惹かれるのか?
 
目に見える事実だけでは分からない奥の深いところを、引き出して伝える。
それは簡単なことではありませんし、まだまだ未熟ですが、ここを大切にしたいとずっと思っています。
 

未来

私はライターとして生きるわけでは決してありません。文章は、発信するための手段の1つでしかないと思っています。けれども、その文章をより効果的に柔軟に楽しく扱えるようになれば、もっと幅が広がるんだろうと想い、細々とではありますが、「物書き」であり続けたいと思っています。

ライターの浦川たろう氏にインタビューいただきました!

とあるイベントで一度お会いしたライターの浦川たろう氏に、私のライターとしての活動についてインタビューいただきました。

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