すぐ出来る!見やすい スライド の共通点 5選
会社で、大学で、あらゆるところで当たり前になった スライド 発表。今までたくさんの発表を見てきた中で、これは見やすい、これは見にくい、と思うスライド資料はあったんじゃないでしょうか?では、それらの違いは何なのでしょう?
今回は、見やすいスライドの共通点を5つ、どどーんと公開しちゃいます!(σ・∀・)σチェケラッチョ
Contents
ポインタを使う必要がない
ポインタってあれです、ペンライトみたいなやつ。スクリーンに投影されたスライドに「ココだよ」って指差してあげるやつです。これ、要りません。
「えーじゃぁなんでポインタってあるの?」
それは、見にくいスライドのためにあるんです!(きっぱり)
つまり、見やすいスライドはポインタなんてなくても分かる、ということです。もっと分かりやすく言うと、「右」「左」「上」「下」などで簡潔に一意に場所が伝わるから、ポインタで差す必要がないんですね。
ちなみにポインタでよくグルグルやってる人。あれ、聴衆の思考を阻害しているんです。人間は動くものを目で追ってしまうので、無駄に動かさないのが吉です。もう、ポインタ無しで発表に挑みましょう!
一文が短い
スライドは読みモノではありません。聴く・見るモノです。読むだけであれば、印刷して渡せばいい話。発表の場では「読ませない」ことが重要になります!そうしないと、頭に話が入ってきませんからね。
そのためにまずは、一文を短くすることを心がけましょう。
短くする方法は2つあります。
体言止めを使う
1つは体言止めを使うこと。
例えば、毎朝家でやっていることを書いてみます。
1)朝起きる
2)歯磨きをする
3)顔を洗う
4)朝ごはんを食べる
5)着替える
6)電気を消す
7)鍵を閉める
これでも短いですが、もっと短くすると、
1)起床
2)歯磨き
3)洗顔
4)朝食
5)着替え
6)消灯
7)施錠
名詞を使うだけで短くなりますよね。無駄な文字は書かない。これが鉄則です。
同じ文章を省略する
次に、タイトルを工夫して同じ文章を省略するという方法です。
コチラの例では、私が実際に就職活動をしていた時の話を書いたスライドを見せています。(今見るともだえてしまうほどダメなスライドですが、説明にはちょうどいいですね!)
ここでは「いい機会」という言葉が連続して使用されています。これを書かなくてもいい状態にするために、タイトルを「就職活動」から「就職活動のメリット」と変えました。これだけで、「いい機会」という言葉を書く必要がなくなりました!
特に文章はスライドの真ん中以上右にはみ出ると、「読む」必要が出てきます。「聴く」「見る」だけで済ますためには、極力短くすることをオススメします!
箇条書きを使うのは並列の項目のみ
ついつい使ってしまう箇条書き。PowerPoint などでテンプレートを使っていると、「使え!」と言わんばかりにデフォルトスライドが箇条書きになっていたりしますよね。
ちょっと待ってください。あなたの箇条書き、本当に正しい使い方をしていますか?
例えば、こんな使い方。
いや、途中まで良かったんだけど!なぜ、最後の一文を箇条書きの一つにしてしまうのか!!案外こういう書き方もよく見ます。
ちゃんと並列の関係にあるものだけを、同じ階層の箇条書きで表現しましょう。スライド作成とは、情報整理です!
毎回安易に箇条書きを使うのではなく、必ず「箇条書きを使わない場合はどう表現できるだろう?」と一度考えるクセを付けてください。それだけで、スライド資料の作成能力がググンとあがるはずです!
直列の項目には数字・矢印を使う
時間の流れを表す「直列」の関係にある項目を箇条書きで書くのは、NGではありませんが、並列との違いが分かりにくいのが難点。
例えばこちら。
・願望
・行動
・結果
・気づき
これは「私の場合はこう書いた! プロフィール の 例 を大解剖!(2)」で述べたストーリーループです。つまり、順序があるものですが、箇条書きだと分かりにくくないですか?
そんな時は数字か矢印を使いましょう。
【1】願望
【2】行動
【3】結果
【4】気づき
1スライド1メッセージ
たくさん書きたいが故に文字が小さくなる、あるあるですよね。
ストーーーーップ!!!!
たくさん書きたいなら、ページを分けろ!!ということです。
1スライドで書くことは、1メッセージだけに収めましょう。つまり、1枚1枚のスライド毎で、言いたいことが端的に述べられるということです。何を伝えたいのか、わからなくなっているスライドはありませんか?
分けることにはたくさんのメリットがあります。
文字が大きく出来る
視認性、大切です!文字が小さいとどうしても「なんて書いてあるんだ?」と考える時間が出来てしまいます。勿体無いです。
それならば、高橋メソッド※の方がいいです!あそこまで大きくしろとは言いませんが、会場の一番後ろからでも読める大きさにしておきましょう。
※高橋メソッドとは、極端に文字の大きさを大きくしたプレゼン手法です
伝えたいことがハッキリする
1スライド1メッセージで分けていくと、必ず「このスライドのメッセージは何だろう」と自分で考える時間を取ることができます。そうすると、伝えたいことがハッキリしていきます。そうすることで、もしかしたら、このスライドいらないや、と削ることができるようになるかもしれません。
パッと見で理解できる情報量になる
文字が大きくなるということは、文字が減るということ。文字が減るということは、情報量が減るということ。つまり、頭で処理する負担が減るのです。そうすれば、見る人も心地よく見ることができますし、聴く方に集中できるようになるということです。
楽しませる発表や、面白い発表、ためになる発表は大切ですが、疲れない発表、心地よい発表を目指して欲しいと思います。
番外編:ページ番号は大きく見やすく
5選と言いつつ、番外編で入れておきたかった項目です。
ページ番号、邪険に扱っていませんか?
これはあなたのためではなく、見る人のためにあるものなんですよ。
小さく申し訳程度に載せるくらいならやめましょう。載せるなら見やすく載せましょう!なぜなら、ページ番号があると見る人がメモしやすいのです。例えば質疑応答の時に、「〇〇の話題が書いていたページの〇〇が・・・」というよりも「〇枚目のスライドの〇〇が・・・」と言われるほうが、答える側も答えやすいですし、進行がスムーズになります。
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