伝わらないスライド資料からの脱出!これだけ守れば伝わるコツ3点

スライド作成, ノウハウ

セミナー に限らず、研究発表や顧客ミーティング、説明会やイベントなど、様々な場面で利用される スライド資料。作るのが苦手という人はよく耳にしますし、分かりにくい スライド を見ることも多々あります。

ではそんな「分かりにくさ」は何故生まれるのでしょうか?

私がスライド作成で重要なポイントを挙げるならば、次の3点を選びます。

内容
ストーリー
見た目

この3つのどれかが不十分な時、「分かりにくさ」というものが出てきてしまうのです。これらを上手く整えるためにどうすればいいのか、それを今回お話しようと思います!

内容

聞き手の悩み・願望を解決する糸口を与える

スライド を作るからには目的があるわけで、ここは避けて通れません。しかし、 スライド作成 が苦手と言う方は、その目的をしっかり考えていないことが多いのです。

その目的とは、「相手に何を伝えて、どうなって欲しいか」ということです。あなたが「伝えたい」だけではいけません。

例えば自己紹介をスライドで伝えるにしても、「自分を伝えることで、相手にどう思って欲しいか」という意図があるはずです。テニス好きの人と繋がりたいならテニスについて書くし、ライティングの仕事が欲しいならその意志を書きます。
聞き手側に、テニス仲間を探している人がいるなら、また、ライターを募集している人がいるなら、それでアンテナが立つはずです。

一般的なセミナーでは、その話題を欲している人が集まります。では、その人たちはどうなりたいのでしょうか。また、どうなって欲しいのでしょうか?聞き手には、そこに集まるだけの解決したい悩み・願望があるはずです。それをセミナーを行うことでどの状態まで変化させるのかを考える必要があります。

まずはこの目的をしっかりと固め、それからスライド作成に取り掛かりましょう。

ストーリー

順を追って納得できる流れを作る

先ほどの自己紹介の例では、「ライティングの仕事が欲しいならその意志を書け」と書きましたが、ただ単に「仕事が欲しい」と言うだけではいけません。

やりたいと言っているだけの人に仕事を任せますか?会社のエントリーシートでも、過去やってきたことなどでアピールするはずです。つまり、「仕事を頼みたい」と思わせるだけの仕掛けが必要なのです。

セミナー においても、正しいことをつらつらと述べているだけでは「それって本当なの?」と疑わしくなる可能性があります。相手に信用してもらえるような ストーリー を作りましょう。そのためには、理論的な根拠を述べたり、実績や事例を使うと効果的ですよ。

聞き手が次の行動を起こす仕掛けを作る

聞き手が納得できれば、次の行動を起こすことが出来ます。例えば商品を紹介する セミナー であれば商品を購入するかもしれませんし、個別サポートを希望して更に厚い支援を受けるかもしれません。
発表の後に名刺交換しにいきたくさせる、というのも重要です。「私はあなたにとって価値がありますよ」と言うことが伝えることが出来れば、聞き手は次の行動に移ります。

見た目

聞き手の脳裏に印象付ける

内容・ストーリーがよければそれでいい、というわけではありません。

メラビアンの法則 をご存知ですか?聞き手に与える影響のうち、内容が7%、声や口調などの聴覚情報が38%、そして、見た目などの視覚情報が55%と言われています。

つまり見た目が一番重要なのです。いわゆる本やCDなどを「ジャケ買い」してしまうというのは、この心理法則から生まれた行動ですね。

出来る限り言葉を絵や図に置き換えるように心がけるだけで、大幅に印象が変わります。パッと見ただけで理解できるだけでなく、文字よりも強く記憶に残すことが出来ます。

適切な情報量を調整する

ありがちなのは、文字でびっしり詰まった スライド です。そのような スライド を作ってしまった場合、「結局何が伝えたいの?」と作成者自身も分かっていないケースが多いのです。そんな状態だと、ましてや聞き手は何を受け取ればいいのか分からないというものです。

大切にしたいのは、「1スライド1メッセージ」ということ。スライド の枚数は多くなってもかまいません。むしろ無理に1枚にまとめない方が分かりやすくなるのです。

ここでのコツは、次の3ステップです。
①最初に話すことを全部書き出す
②1スライド1メッセージで スライド を分ける
③文章から無くても伝わる言葉を排除していく

スライド に書く文章は、体言止めを使うだけでも文字数が減ります。少しでも情報量を減らすように努力すると、伝えたいことが際立ち、より伝わる スライド になりますよ。

困ったら、まず試しに話す/客観的な意見をもらう

これで伝わるかな?と思ったら、まず近くにいる人に聞いてもらいましょう。最悪、一人で声を出して話すだけでも構いません。私も大事な プレゼン の前は一人で部屋にこもって2時間くらい練習しているときもありました。

一度試してみると、「これはないと困る」「これは無くても問題ない」という情報量の調整もできますし、第三者がいれば伝わるかどうかの確認もできます。

何にしても練習あるのみ。訓練すれば必ずいい スライド を作れますし、いい プレゼン ができるようになります。まずは試してみましょう!

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