私の場合はこう書いた! プロフィール の 例 を大解剖!(1)

プロフィール, 事例

プロフィールはひとりひとり異なるがゆえに、書き方としては難しいもの。参考にしようにも、誰一人同じ人生は歩んでいないですもんね。

とはいえ、書く時のポイントはあるはず!だって私が書いているんですもの。うふふ。

今回は、実際のクライアントさまのプロフィールを例に取り上げて、数回に分けてポイントを解説していきたいと思います!

ポイント1:時系列ではなく、思考の順序に沿って書く

いきなり「え Σ(゜Д゜)」となったかもしれません(笑)

時系列で書く人は多いと思いますが、「読みたい」と思わせるためには、時系列だと冗長になる可能性が高いのです。

映画や小説でも、よく回想シーンなどが入りますよね。ストーリーを魅力的に語る上では、過去のエピソードを出す場所によって、与える印象が大きく異なるのです。

では実際の例を見てみましょう!

例1)時系列に書いたもの

ちょっと特殊な幼少時代。
父を始めとした、経営者に囲まれて育った幼少時代は、
分からないながらも、仕事観・人生観の溢れる話題に耳を傾けていました。

そんな人たちを見て育ったからか、友人とご飯を食べていても自然と人生観の話にしかならなかったのです。その上、頼られることが多い私は、友人の相談に乗った回数、その数800回以上にも及びました。

何でもできる自分になりたい。表面的にはいろいろ出来るけれども、
専門を持っている人が羨ましかった。私も何か自分の強みで何かお役立ちしたい。

そう思った私は、数々の交流会に行き続けました。

・・・(中略)・・・

1年後、出逢ったある人に「才能を引き出す力がある」と言われましたが、
私はまだ、その強みに納得できずにいました。

・・・(中略)・・・

すると、いつの間にか、人と話していると「こういうことかな?」と納得できた瞬間があったのです。
納得できたのは、過去の数々の経験を思い出したからでした。・・・

話の構成としては、以下の通りになっています。

・幼少時代の経験(強みが生まれた経緯)
・学生時代の経験(強みの成果)
・ビジネスを始めたきっかけになる疑問・願望(自分の強みでお役立ちしたい)
・旅の始まり(自分に何が出来るのかを探し始める)
・アドバイザーとの出会い(強みを教えてもらう)
・試練にぶち当たる(強みに納得できない)
・試練を乗り越えて宝を得る(強みを受け入れる)

つまり、時系列にしてしまうと、いきなり「強みが生まれた経緯」から話してしまうことになるのです。まだ「強みが何か」について話していない段階で「強みが生まれた経緯」を書いてしまっても、単なる事実の羅列としか認識できません。

では、どうすればいいのでしょうか?

ここでは、主人公が自分の強みを納得するために、過去がヒントとなっています。

納得できない
→そういえば、こんな過去があった!
→そりゃこんな強みがあっても当然だ!

こんな主人公の思考回路にあった構成にした方が、読者にとっても読みやすいということです。

例2)思考の順序に沿って書いたもの

「私の強みって何だろう?」

表面的にはいろいろできるけど、「私といえばこれ」というものがありませんでした。何か自分の強みで誰かのお役立ちがしたい!そう思った私は、自分に何が出来るかを探し始めました。

・・・(中略)・・・

ついに強みを知ることができたのは1年後。ある人との出逢いがきっかけだったんです。

「才能を引き出す力がある」

そう言われた私でしたが、まだその強みに納得できませんでした。

本当に私にそんな力があるの!?と、信じられなかったのです。

それでも受け入れたかった私は、受け入れる努力をたくさんしました。
すると「こういうことかな?」と納得できた瞬間があったのです。人と話す中で、私の「才能を引き出す力」は本物 なのだと納得できました。

思い返せば、その能力があるのも納得できる過去がたくさんありました。

友達と話す時はいつも人生観の話になっていたなと気付き、相談された回数を数えてみるとなんと 800 回以上もあったのです!それが出来たのも、父を始めとしたたくさんの経営者に囲まれて育ったからなのでした。400 人以上の経営者が語る仕事観・ 人生観に溢れる話題にずっと耳を傾けていたので、経営者としての思想や傾聴力が武器となっていたんです。

いかがでしょうか?過去がメインのフローになるわけではなく、思考を助ける役割として補足的に述べられている文章になりました。

つまり、「時系列で書く」よりも「思考の順序と合わせて書く」方が伝わりやすく、ストーリー性が増すということですね!

次回は「どこから書き始めるのか」という点についてポイントを整理していきますので、どうぞお楽しみに!

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