たった1文字でも印象が変わる!?あなたの文章、損してない?
日本語は多数ある言語の中でも特に習得が難しいと言われています。
理由はたくさんありますが、その中の1つに「一文字で大きく意味が変わる」という理由があります。
参考:外国人にとって日本語が難しい言葉7つの理由
参考:Language Learning Difficulty for English Speakers
そうなのです。
1文字すらあなどれない日本語。逆に言えば、私たちはそれをしっかりと使い分けなければいけません。
あなたは、ちゃんと使えていますか?
特にLINEなど、文字だけでのコミュニケーションが普及している昨今、もしもこれがちゃんと使えていなければ、知らないうちに相手を傷つけてしまっていることがあるかもしれません。
今日は言葉の使い方で相手に与える印象が変わることを、例に沿って見ていきましょう!
それは妥協?それとも意志?
日々、あらゆる選択を迫られる私たち。
例えば、ランチに何を食べるかを決める時。
「それでいいよ。」
と言っていませんか?
しかし、確固たる意志がある時は、きっとこう言うはずです。
「それがいい!」
「で」と「が」。
たった1文字ですが大きな違いです。
選択したものは同じでも、相手への伝わり方が大きく異なってしまうのです。
日々の習慣で、「で」ばかりを使い続けてしまうと、どんな選択をする時にもついつい言ってしまうようになりますが、そこをしっかりと使い分けることが大切です。
「で」を使っていると、それは妥協に聴こえてしまいますが、「が」を使えるようになると、相手に強い意志であることを伝えることができます。
「〜が良い」と言えるようになると、そこには理由が発生します。
つまり、そう言い切れる理由や判断基準があるのだと、相手に信頼してもらえるというメリットがあるのです。
今回はって、次もあるの?
今回はやめておきます。
何度も開催されているイベントであれば、問題ありません。ですが、二度とない機会であればどうでしょうか。
成人式、授賞式、冠婚葬祭、ラストライブ、などなど。
それは、今回しかないのです。そんな時に「今回は」と使うのは、意味合いとしては正しくありません。「次回は」ありません。
自信あるの?ないの?
あなたは面接官です。目の前に座った応募者に対して、こんな質問をしました。
「どんなプログラミング言語が使えますか?」
それに対する、応募者の答え。あなたならどちらの方を採用したいですか?
Java言語が使えます。
Java言語は使えます。
自信がありそうなのは、前者です。後者は、「なんとか」「かろうじて」使えるというニュアンスで、自信のなさが見えてしまいます。
敢えて、保険をかける意味で「は」を使うのはいいと思いますが、自信を見せたいときは「が」を使った方がお得ですよ。